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司は迷惑をかけた罪悪感から、雪那の誘いを断ることが出来ずなすがままになってしまう。
最初は嫌々ながらだったが事が進むにつれて……

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 両手が私の胸を包み込むと、大きくも柔らかい手のひらが円を描くようにゆっくりとグラインドし始めた。左右の胸の中心の小さな突起が押しこまれたり引っ張られたりといった痛さともくすぐったさともつかない不思議な感覚が駆け巡っていく。
 すらりとした人差し指と中指が器用にシャツを引き伸ばし、布地を肌に張り付けると、硬くなった胸を中心に小さなテントを連想させるものが形づくられた。

「どう、気持ちよくなってきた?」

「き、気持ちよくなんか……ない……です……」

「ふーん……」

 否定する私の表情が、彼女の興味を余計に惹いたらしい。端正な顔が悪巧みを考える悪魔じみた笑みに変わると、胸部を覆っていた手が下がり始めた。それもただ輪郭をなぞるだけの優しいものではない。肋骨から脇腹へ、十本の指が骨格や筋肉の付き方を確認するみたいに細かい動きだ。

「……んっ……ふぁっ……」

巧みな指づかいに固く結んでいたはずの口元が緩み、快感に絆された呟きが漏れ出る。
直後、シャツの裾が一気に首元までたくし上げられた。

「あっ……やっ………」

 晒されるピンと屹立した未発達な部分。そこは小豆を思わせるほど小さいのに、スポンジ生地の上で華々しく姿を主張するショートケーキのイチゴのような圧倒的存在感を放っている。

「ほら、身体はちゃんと正直に司ちゃんの気持ちを表してる♪」

  胸元を指して嬉しそうに笑う彼女に対し、私ははっきりとした証拠を見せつけられて口ごもってしまう。

「ここには2人だけしかいないんだから、もっと素直になっていいのよ。貴女もこういうこと好きでしょ?」

「そ、そんなこと……な……んんっ……!!」

 絞り出そうとした否定の台詞は、口内に侵入した指によって遮られた。舌を押さえつけられたせいで上手く言葉が発音出来ず焦る私に、お姉さんは優しい口調で続けた。

「じゃあ、質問変えるわ。さっき、自分の不始末で借りた本をダメにしちゃったって言っていたけど、これのことよね?」

「ひ、ひゃい……」

  拾い上げられた商品価値を無くした分厚い本を目の前に、コクコクと首を縦に振る。

「どうやってダメにしちゃったの?」

   一番聞かれたくなかった、だが必ず聞かれるであろう質問に私の心臓は飛び出しそうなほど大きく鼓動した。

「こんなにシワシワになってるのは、水か何かを含んだせいだっていうのは分かるけど、そこからちょっと変わった臭いがするのよね……」

手に取った本を鼻先に近づけて大きく息を吸い込む。その優雅な仕草はソムリエがワインのテイスティングしてるみたいだ。

「この独特の臭い……私、ついさっき嗅いだのとよく似てるの。どこで嗅いだと思う?」

 クイズの解答発表を焦らす司会者のように意地の悪い口調、今までと異なる語気を強めた言葉の数々は明らかに私にトドメを刺しにきている。
 聞くまでもなく気がついているのだ。言わせたいのだ、私が隠れて何をしていたかを。私がどんな女の子であるかを。

「答えてくれないなら、私が言うわね。答えはね……ここ♪」

  口元を離れた手が再びスカートの中に滑り込み、冷たく湿った木綿生地と秘部にこもった熱を掻き回す。
  粘性を含んだ水音が私には確認出来ないところから響き、それが余計に恥ずかしさを助長させていた。

「おしっこと愛液が混ざり合って音たててる」

「あ………おねぇ……さ…んっ……だ……ダメですっ……そんなことしたら……わ、私っ……」

 私は焦りを感じていた。
 何故なら、下腹部に抱えた尿意という名の水爆弾が再び目覚めてしまったからだ。
 そんな私の都合なんか御構いなしに、彼女は指を動かし続けることを止めない。足の付け根からの刺激に息遣いが荒くなる。
 私の稚拙なものとは違う巧みな指運びは、徐々に下着の白い部分を薄黄色に染め上げていくのが分かった。このままではスカートや脚部を濡らしてしまうだけでは飽き足らず、足元に大きな水溜りを作ってしまうだろう。

「も、漏れちゃう……おしっこ出ちゃうからっ……やめっ……て……くださ……いっ……」

「ダーメ、正直に言わない悪い子にはお仕置きしないとね♪」

  綺麗な唇からの艶やかな音色と、指に込められた最後の一押しがギロチンの如く私の願いを両断した。

「あっ………ああ……で……ちゃ……!!」

視線の直下。チェック柄のスカートにぽつりと小さなシミが浮かんだかと思うと、瞬く間に大きくなっていく。じわりと熱くなる下腹部。小川のせせらぎを思わせる音がスカートの中から聞こえ、奔流となって溢れ出した。

「やっ、だめぇ……あっあ……止まっ……てぇ……やだやだぁぁぁ…………」

 生暖かい液体がおしりに染み込み、太ももからふくらはぎを伝って靴下とスニーカーを濡らしていく。私の中に貯水されていた人肌の体液は尚も留まることはなく、椅子の座面からチョロチョロと零れ、幾本もの分流を作り出した。
 自らの恥ずかしい姿から避けるように両の瞳を閉じるが、流れる水音、床を叩く音から逃れることは出来なかった。
 私の嗚咽と混じった恥辱の三重奏が部屋に奏でられる。

「泣いてる貴女もすごくいい…壊したくなってきちゃう…」

 艶めいた声で告げられた刹那、顎先が上がり、私の口元に何かが触れた。しっとりと湿り気を纏っていて柔らかく温かいものだ。驚いて目を見開くと、涙で滲んだ視界にお姉さんの顔が広がっていた。
  触れているのが女性の唇であり、その行為が意味することを認識する。

「……んうっ……んんっ……」

  触れた唇から指し込まれた舌が唾液と一緒に口の中を撫でまわす。仄かな紅茶の風味を感じるキスの愛撫に私の思考は真夏の炎天下に放置したアイスクリームさながらに融解した。

「ん……はぁはぁはぁ……」

  窒息じみた唇での拘束が解かれ、銀糸を引きながら、相手の顔が遠ざかる。
  数えれば片手で足りるくらいの短い時間ではあったが、肩にかかる絹糸のような長い黒髪から香るシャンプーの匂い、目に映る端正な顔立ち、唇や肌で感じた彼女の熱と柔らかさ、ありとあらゆる感覚が氷室雪那という人物で満たされ、すっかり虜になっていた。

「やっぱり若い子はいいわねぇ。ありがと、すごく美味しかったわ」

「えっ………おいし……かった……?」

  言葉の意味が分からず、オウム返しに聞き返す。
  だが、彼女は私の質問に答えることなく、私の顔に触れていた手をフィンガースナップの形に作ると、眼前に突きつけた。

「あと……ごめんね♪」

  中指と親指が擦れ合い、パチンという軽やかな音。
  直後、視界はコーヒーに注がれたミルクのように歪み、私は意識は遠のいていった。

第八話に続く
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2015.07.14 Tue l 私と古書店とナイショのお勉強 l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

こんにちは。ノクターンノベルズから参りました。司ちゃんすごく可愛いです。次回の更新まで気長に待たせていただこうかと思います。

暗がりが怖くておもらししてしまう司ちゃんは怖いテレビを見たり悪夢を見たりするとおねしょしてそうだなと思いました。
2015.10.28 Wed l 山吹金雨. URL l 編集
No title
>山吹金雨さん
 ノクターンノベルズからわざわざいらっしゃられたとはありがたい限りです。遅筆ながら次回の更新に向けて筆を進めていますので、お待ちいただければ幸いに思います。
 
 本作の主人公・司を気に入っていただけて何よりです。
 彼女は真面目で本が好きという典型的な優等生な反面、真面目すぎるゆえに性的なことにも興味はあるが調べることも聞くことも出来ず悶々としているというキャラにしました。今後、夜の側面なども書ければいいなと思っています。
 
2015.10.30 Fri l 紅洋介. URL l 編集

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